F/Lucy.M.千鶴
いまでも 胸の奥の 弦を震わせる
アコースティク・ギターの
ころがる音色 Dー18
あの頃は
時の流れの中でも
変わらずに
過ごし続けられる物と
信じてた
あなたの指で
わたしの指を
フレットに 合わせてもらい
つま弾いたけど
握力がなくて
みんなの 難関 F どころか
簡単なコードさえ
響かなかった
あなたの 指の ぬくもりは
弦を伝って
心は
あんなに
震えてたのに
時の流れの中でも
変わらずに
流れ続けるかのような
優しい リフレイン
空耳・・・
だったのかな・・・全てが
想いも知らずに
別れの時は
やって来た
あなたが弾いてくれるから
わたしは 弾けなくて いいやって
思ってたから
ギターが、弾けたらなあーって
今でも、思うし
別れの時は
やって来た
あの頃の わたしは
何も出来ずに
ただ、
泣いて
泣いて
泣いて
泣いた
みんなが F で 泣くように
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