君との時間/蒼空と緑
 
君と一緒にいる時間
これはほんの帰り道
周りには彼氏彼女の関係に見えるけど
実際違う
それを望んでいるのは僕だけなんだ
僕は彼女のためにわざわざ遠回りして彼女を送っている
これから彼女は彼氏の元へいくっていうのに
俺はわざわざ帰り道を付き合っている
見返りなし
ベンリな奴
そう思うとすごく自分がやっていることが情けなくなる
それを彼女にいえない自分ももっと情けない
一生良い友達でいようと言われ
いうなら死刑宣告
酷い仕打ちだ
それなのに俺はなんでこの道を歩いているんだ?
向こうは俺が好意があるのをわかってないのか?
どっちにしろ酷いやつだ
はぁ
もう疲れたと
歩いていると
やっと目的地についた
いつも通りウソのスマイルをして
ここで別れ
俺はトボトボ独りで歩き
またストレスが溜まっている
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