ドレスは黄色い百合の花/プル式
ポケットに小さな星を隠して
君に会いに来たんだ
少しだけおっきな夢
いっしょに追いかけたいから
手をつないだまま歩いてね
君の手はちょっと細いけど
私の宝物なんだよ
指輪をあげる
そういってつないだ手を持ち上げて
小さな星にそっとそえる
やっぱり似合う
きょとんとした君
僕の小さな星
太陽が昇り始めるから
一緒になって手を叩いた
君の左手と
私の右手と
私の左手と
君の右手と
そのまま海を眺めながら
一緒に立ち上がる
同じ時間
同じ呼吸
忙しくても焦らないでね
のんびり出来るまで待ってるから
そんな事を言いながら笑う君
嬉しい
[次のページ]
戻る 編 削 Point(7)