入り日影/アプリオリ
バラバラなオレの個性を
一点の輝きと恍惚の色合いとともに
谷水(こくすい)の流れ
まさに澄み切った
この気持ちとともに
源流をたどる
ちょっと気取った
あいつの横顔とともに
贖いつづける僕の
懺悔とともに
いつの間にか
日が沈む
隈隈しくなったその時
私の心の懺悔は
メタ的に浸透しだす
いつか
セミの抜け殻を拾ってみたいとおもっていたが
またその季節もおわりに近づき
薄弱なこの根拠のない行為は
また来年に持ち越されることになるだろう
気持ちを整理して
また一歩
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