学校について、投稿について/んなこたーない
誉欲だけに突き動かされたとしても、それは別にかまわないではないか。
ぼくは詩誌の愛読者ではないので無理だが、
だれか、緻密な分析をもとに雑誌、あるいは新聞への投稿に関する傾向と対策を分析してはくれないだろうか。
そこでは、巷間に溢れるおおくの試験対策の参考書と同様に、
頻出テーマ、基本的な語句の解説、あるいは本番へ向けた心構えから、
今後の展開の予測、ペンネームのつけ方に至るまで、合理的かつ効率的に教示される。
もちろん、それで100%合格できるという保証を与えることはできないだろうが、
たとえ5点でも10点でも上乗せすることができたのならば、試みとしては成功である。
ひとの才能を測る方法はいまだ確立していない。
それはつまり、ぼくら、おおくの才能のないひとたちにもチャンスはいくらでも巡ってくる、
そういうことではないのだろうか? そういうことにしておこう。
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