群青の朝に/
木
音もなく見つめる先のその先は
不安隠した
群青の朝
我先に感じようとした死の世界
稚拙さ故の
苦しき夜明け
終われない私一人の物語
伝えきれない
不安のこだま
痛みゆえ我らやさしくこだまする
諦念欠けた
軽薄な鼓動
“わたしたち”
仮にそうして発音す
後悔の海 身投げの予感
海の底
深く深さを確かめて
も一度もぐって弛緩の極地
我は知る
駆け巡れども消えはしない
絶対の孤独 絶対の孤高
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