水のこころ /
服部 剛
水は
どんな器でも
形のままに入る
わたしはいつも
誰かの器に合わせず
濁った水を
入れすぎたり
足りなかったり
もしもわたしが透明ならば
誰かの器にぴったり入る
水の人になれるだろう
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