世界の終わり/アオゾラ誤爆
 


砂糖はきみに似合わない
ぼくだけがスプーンを手に取り
ぼくだけが甘みを溶かす

それがいい








からになったピンクのカップ


あなたは猫舌だから
その紅茶を飲み干すには
まだすこし時間がいる
急かすつもりはないのだけれど
平べったい東の空に
赤い月があらわれたこと
いおうかどうか少しだけ迷っている





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