心と世界とミルクティー/tatsuya999
心に三つの部屋があるとする
そこには「快楽」「悲愴」「現在」が個々に存在している
それは対極的で遠く 人によっては近い存在
本来人は、「快楽」「悲愴」に記憶を分別できる
分別するための部屋 そのためだけに存在しているといってもいいだろう
「現在」が本人が住むべき部屋なのだから
でも、振り返り、浸り、留まったならどうなるのだろう
混ざり合い溶けて 同一化してしまったなら
現在=悲愴 現在=快楽 悲愴=快楽 現在=悲愴=快楽
それは、もうその人を留めてはいない
本人も自覚するだろう
「狂気」なのか「喪失」なのか
少なくとも意味が増え 反発し 確実に壊れる
世界を軽蔑し 救済を求める
神は悪魔は同意義になり 人はカタチを軽視する
それは一つの世界 キミには理解できるだろうか?
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