痴話/フクロネヅミ
 
ンポン球が
宙に浮いたのがその証拠だ
(私の目玉もピンポン球だ)
ああ、同志よ
共に冷ややかな思念を送ろうではないか


ムムム
ムムムムム
ムムム
ムムム



(ああ、コーヒーが冷める)
ズズッ



と、トタンに女
いつの間にかずぶ濡れ
ピィピィ、キャァキャァとわめき出すではないか
(いつの間に鶏ガラから猿に進化したんだ)

しまった



あれよあれよ
豚骨が怒鳴り
鶏ガラがヒスを起こし



まるで動物園に来たような



いや、異種格闘技戦か




隣の親父が
其れやれ、もっとやれなどとはやし立て
とばっちりを食らっていたのは言うまでもない



今日はついてないのだろう


こんな日だから、
私の彼女も来ないのだ。


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