コーヒー牛乳/
青の詩人
コーヒーがすき
だからコーヒーを受け容れた
でも牛乳もすき
だからコーヒーの思い出の上に
牛乳を流しこんだ
コーヒーの苦味を
牛乳の甘みで
消そうとした
だけど
どれだけ牛乳と体を重ねても
コーヒーを忘れることは
できなかった
その味が薄れていくにつれて
彼のことばかり意識してしまう
不思議ね
コーヒー:牛乳=1:999
こんなコーヒー牛乳のくせに
苦味しか感じないなんて
(「コーヒー牛乳」より)
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