休みたい/山崎 風雅
 

 右を見ても
 左を見ても
 街にいても
 部屋にいても
 いつも欲望が走りまわっていて
 そんなのいらないから
 休みたい

 仕事をしてても
 遊んでいても
 友達といても
 一人になっても
 いつも何かに急かされて
 そんなのいやだから
 休みたい

 朝が早くても
 夜が遅くても
 誰かが僕を呼んでいる
 そして泣いている
 そんなことに関係なく
 ゆっくりと
 休みたい


 休みたい



 
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