青空正男(コロッケ大王) 論/
 
して、天を突き、雲を見下ろす
円谷プロもたじたじの超未来的なビックリ建築群の数々は、どれも、皆一様に、
決定的な時代性(ポスト・モダン的!)と、その時間の呪縛から永遠に逃れられない
悲哀を全身に刻印しつつ、なお突き抜けるような 青空 にそそり立ち、
あっけらかんとして清々しい。

思えば、
万里の長城にしても、
ピラミッドにしても、
前方後円墳にしても、
目下、ドバイで建設中のブルジュドバイ(高さ800メートル!)にしても、
押収されて、体育館一面に並べられた、何千枚もの女性モノ下着にしてもそうだ...。

ただ、高くあること。
ただ、巨大であること。
ただ、沢山ある
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