しずんでいく、永遠/かのこ
 
にじゅうまるの太陽
みなもにうかぶ
光と風のたわむれ
最後は月の花

ぎんいろはしずんでいく
しずんでいく
もっともっとこころの底
見えなくなるくらい
しずんだら
照らしてくれる
やわらかな道しるべ



しずんで






きみはいない
何度ふれ合っても
はじめとおわりはいつもひとりぼっちで
寒くもないし暑くもない
こころの波風だけ、かぞえて
永遠がすぎていくのを待っている



待っている

ここが永遠

戻る   Point(4)