「 瞼の向こうはいつも雨。 」/
PULL.
瞼の向こうはいつも雨…だから「ひとみ」のナミダ誰にも見えない。
別れ際に用意したナミダは嘘っぽくならなくて少しホンキ。
磨りガラスにナミダを付けてあなたの明日覗いてみたのなんてね。
睫毛の下で雨宿りあなたやり過ごすどうせもうずぶ濡れなのに。
雨の向こうの瞼こじ開けてもっとマゾっぽく現実を見たの。
晴れた空は底まで蒼くてなんだかとってもみんな馬鹿みたい。
空を閉じて雨の向こう月がナミダに溺れてるイイキミダヨ。
了。
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