モリマサ公さんの最新詩集を読みました/リーフレイン
 
「日曜日は父親と遊園地に行こう」

手で触れるような不満とか憤りとか不安とか(怒りもかな)、が生きてうごめいてみえる。イマジネーション化された描写は、アバンギャルドな(このいい加減な形容詞w)アートを見るような躍動感とセンスにあふれている。奇妙なパステルカラーの美しさがあった。ダーティーな露悪ではなく、パッチワークキルトの壁掛けを縫い上げるような美意識がベースにあるのだろう。
題材は、崩壊している家族の関係、とれないコミュニケーション、みんなが同じように孤独で、同じようにさびしがっていること、自殺、嘘、支えあうように見えて足を引っ張り合っているような不毛な関係性、関係性、、ああそうか、関係
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