空っぽのお空の下、夜の暗闇に融ける/
白川水
悔しくて悔しくて
あらん限りの力を絞り、握り拳作った
でも僕の拳は虚空を空しく切るばかり
何がいけないのかわからない
どうすればいいかもわからない
暗闇のじっとりとした手触りだけが、切々に確かなものとして感じられる
戻るべき場所を見失った迷子のように
不在だけが今は唯一どっかりと存在している
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