紫光/さら
 
手にいれたい
そう 思ったものは いつだってそう
するりするりりるす… この手をすりぬけるんだ
無力な手では 何も救えなかった 知っていたけど 君を 救いたかった
抱きしめて 抱きしめた
ただ
生きていて 欲しかった。
君は 僕の光だった
時々憂いをおびて、紫色に溺れ出して
君は 僕の光だった。悲しい紫の 光だった

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