ブランコを漕いで/風音
 
「ボクの一生とは関係ない」

そうきっぱり言い切ったあなたが
ほんとに好きだったんだ

そんな風に
はっきり言えるところが特に

わたしはその時
ブランコ漕いで
どこ吹く風でわらってたけど

でも
わたしのこころの
どこか見えないところが
深く深く抉られて

たぶんその傷は
ずっと癒えない気がするんだ

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