■■■ the book store -- 僕の森 ■■■/じゃんじゃっく
本屋が好きだ
本屋が落ちつく
なぜなんだろう
たくさんの本
積み重なる本
大量のパルプ
それはやっぱり
どこかの国の
山を削り
森を消し
緑を失くし
切られ
溶かされ
延べられ
つくられて
今ここにある
僕の本屋は僕の森
僕の本屋は僕の森
ここに森があるのだ
この森は落ち着く
この森はここに
落ち着いたのだ
その中で
僕は落ち着く
僕の森はこの街で
しっかりと息衝き
呼吸する
積み重なる本たちに
罪重ねる僕らに
罪深いものだと
知っていても
僕の森は
やっぱり落ち着く
罪滅ぼしにはならないと
知っていても
僕の本屋は僕の森
僕の本屋は僕の森
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