■■■ 白いスカート on 白い自転車 ■■■/じゃんじゃっく
僕らはバッティングセンターで
叫び合った
バットを持ち替えながら
グリップを握りながら
150キロの豪速球だって
打てる気がしてた
僕らは踏み切り待ちで
喋り合った
トートを持ち替えながら
君の手を握りながら
この電車でどこまでだって
(150光年先だって)
(1500マイル先だって)
(150歳のカップルだって)
行ける気がしてた
僕らは駐車場で
愛し合った
ハンドルを持ち替えながら
僕のを握りながら
天国へだって地獄だって
逝ける気がしてた
でも今じゃ
僕が覚えてるのは
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