クランベリー フラワー ソング/千月 話子
 
の雫
ほとばしる事も出来ずに
その内 干乾びて粉々になる運命
父さん・・・ お父さん・・・
僕は一体 何なんだろう


いつか 僕が屍になって
野ばらの下に 葬られて
小鳥の巣から ヒナが落ちて
少女の唇から クランベリージュースが零れて
みんな 土に吸い取られて
幸せが ここから始まればいい

うつ伏せの 僕は 
幸福な事だけ考えている
もう 錯乱しない


ねぇ あなた 
今(夜)の僕は とても甘いでしょう?






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