課題図書感想文  ぼくは勉強ができない/アイバ シュウ
 





ぼくは勉強ができない
   山田詠美 著 を読んで


ぼくは勉強ができない

うん、僕もできない
別に困ったことはないような気がする
しいていえば
「この問題、わかる?」
と尋ねてきた彼女と
接近するきっかけを失っただけ

ぼくは勉強ができない

うん、僕もできない
別に困ったことはないような気がする
けれど僕は時田君のようにもてない
年上のモモコさんはおろか
隣のせきのトモコさんに話しかけるのさえ危なっかしい
あいつはいいんだよ、勉強ができなくても
なんて思ったりする

僕のとりえってさ
いったい何かな
って、そんなこと自分が決めるものでもないのだろうけれど
決めてくれる人がそばにいるわけじゃなし
いたとしても見出してもらえる保証もない

なんかね
なんだかんだいってもさ
夏、なんだよなあ・・・・・







戻る   Point(1)