愛風/
彌月
あの時感じた風は
今も優しく私の周りにふいて
そっと眠りへ誘います
木々の緑は
太陽光を遮りながら
美しい木漏れ日を描き
夏の花々は
暑さに負けずに太陽に向かって
命の賛歌を歌うのです
あの時の微笑みは
いつか私の安らぎとなり
木陰に微睡みながら
命の恵みを抱きしめるのです
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