うだうだと月見酒/プル式
多分詩というのは日本人が普段中々言葉に出来ない感情を表現するのに持って来いな表現方法なのだろうとおもう。それは例えば愛について、友情について、死について、人について、政治について、生きる意味について、悲しみについて、今日について、明日について。
最近の若者たちは、一昔前に比べればかなり雄弁になったと思う。しかしそれでもやはり、人前で意見を求められると、上手くいえない、伝えられない、しゃべる事が出来ない、という、日本人の昔から引き継がれる、悪い意味での引込み思案という性質が顔を出す。
先に言うと僕はアメリカの様な、自己強調主義とでも言うのだろうか、が、嫌いである。相手を叩き込むという発想がそもそ
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