信念の塔/悠詩
 
「昨日と言っていることが違うよ」
「考えが変わったんだ」
「日和るんだね」
「そうかな」


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この空のどこかに宝が埋まっている
この空のどこかに宝が埋まっている
羽根をまき散らしてカケスがわめく

ぼくは天を仰いだけど
ちりばめられた大気の呼吸の
ひとつひとつが眩しくて
ぼくは視線を下げたけど
息づいた草花の色の
ひとつひとつがうつろっていて

だからカケスのさえずりも
天から授かった讃歌と聴けば
手を伸ばしたくなるのか
そのフラットに足踏みを
その変拍子に挫折を
そのコーダに回生を

手探りで目的を求めていたひとたちは
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