ナンバーワン/白峰=黒都
 
気付いているのだ 彼女の存在に
気付いているのだ その立ち位置の示すところに

自分でも分かっている 迷っていることに
自分でも分かっている 答えが出ていることに

友としか見てはおらず あえてそれ以上は無く
友として愛しており つまりそれ以下では絶対にない


「だが いや、それだから。

 一番では、無い。」


気付いているのだ その立ち位置が
気付いているのだ ナンバーワンではないことに

自身にとっての ナンバーワンでないことに。
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