未来へ/
美砂
未来!
僕の足音が
きこえるか?
きみのいるところまで
未来!
なりふりかまわず
接近してゆくから
けして待たなくていい
全速力で
かっとばしていてくれ
いつか
僕がきみに追いついたら
きみは目をみはるだろう
僕がひきつれてきた
あらゆるものに
僕はやがてきみにそれを
ぜんぶ託して
追い抜いてゆく
きみを
セピア色に
塗り替えて
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