裏表の偶然/あおば
 
                    070729
偶然が
偶数を生んだと
信じていたのだけど
奇数が居なかったら
偶数も居ないのかもしれないと
偶数は1人では寂しいから
奇数を寄越したのだと
数学を知らない僕は考えた

偶然が蓋然だという自信
気持ち悪い奇数と
言ってのける奇跡的な情熱と
宇宙時間を意識している奇形

海の中の餌は
プランクトンだけと知っているから
陸に上がったと
祖先のことを記した紙があって
得意になっていた人も居て
今日はもうじき終わるのです。
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