さいころ/anne
こうしてまた僕は
振り出しに戻されたのだった
好きで選んだのではなかったけれど
そのマスに 僕は止まった
さいころは好きだった
転がっていく様が 僕に似ていたから
出る数によって 回りを進めて行く ときには
戻す
この 周りをまきこむ迷惑さが 僕に似ているから
僕は 君を飛ばしてしまったようだ
謝るときを待っていたけど 同じマスに並ぶ事なんてもうなくて
決断 のとき
僕はさいころをふった
そして そして 振り出しに戻った
君はもう見えない
ゴールももう見えない
まぁ いいさ
これで僕は もう君を巻き込まなくてすむから
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