梅雨の中の秘め事/肥前の詩人
 
   梅雨のなかの秘め事
                こうず まさみ
いくつもの水玉を落とせば 気が済むの
子どもの頃のように
流れる雨水と一緒に 追いかけっこ したいなあ
もう一度 その昔に返って 水と戯れたい
昔に返ると 愛しい人まで 連れ戻してくれるかしら
どこかに 神様が 隠れていらしゃって
わたしの 密かな お願い 聞いていただけるなら
なんでもしてあげるわ

わたしの自慢の この白い おっぱいを
さらけ出すことだって
どうして恥ずかしいことが あるんでしょ
そうよ ありのままの わたしをみて
あのひとは いってたわ
宝石にも 負けないくらい 
いい
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