■■■ 無限の谷の恋人たちor空っぽのバスタブ ■■■/じゃんじゃっく
彼女とは病院の待合室で出逢った
小さな体に大きなヘッドフォンが目立ってた
彼女は僕に素敵な音楽を聴かせたよ
僕にとっては彼女が素敵だったけど
祖父にもらったサイドカーに乗って
彼女を送る ゆっくり回り道をして
友達が去った後 二人きりで彼女と
大きな暖炉の前で語り合う
彼女は僕が「集中モード」だと言い張る
まあ確かにそうかもしれないな
不思議なおかしなタップダンスで
オレンジ色の焔を揺らすんだ
僕はそれをずっと見てた
ラブシーンは要らない
僕はそれをずっと見てた
それでじゅうぶんだ
昨日
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