42P 「短歌2」より/
むさこ
芝草の緑一雨ごとに伸び
犬と行く道 青く広がる
街路樹の高き梢に銀杏の
黄金に熟して風をはらめり
玉葱を吊して土用の暑にこもる
風吹くらしき つるバラゆるる
純白の酔芙蓉咲き夕べにはピンクとなるを
嫁と語らふ
地に落ちし金木犀の花屑は日差しの
中に盛り上りりる
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