詩人アシスタントA子/doon
くなった
終いには引き篭もりにでもなろうかとさえ思ったさ
女性は抜き打ちテストみたくやってくる
やってこなくなったらどうなるのか考えた事があったが
どっちも良いことにはなりそうも無かった
今日も再三再四、女性はやってきた
ほんと
もうしつこくて今日は寝ちゃおうかって思った
手土産の一つも持たず、やってきて
お前は売れっ子漫画家の心配性アシスタントかっていうんだ
なんてことは無い
もっといい物創れるように、あの人ははっぱかけてるんだ
ケツ叩いて
いい物出来たら勝手にもっていっちゃう困ったアシスタント
ちょっと煩いけれど
今はそれでバランス取れているみたい
今なんか
それ以上書いたって、きっと悪くなりますよって言いに来た
分かってる あの人も 私も
1つ完成すると、やれ創れされ創れ って、叫ぶんだよなぁ
あの人
これ書き終ったらまた
催促するんだろうな
あの人は
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