かわいい星/石田 圭太
 

+落葉の日には


 赤い色、青い色
 残りの空を数えている
 穏やかな日々、頬は
 青く紅葉として
 時間は等しく流れていく

 境目に乗って遊ぶ
 あなたの身体に耳を置く
 とめどない、音楽の為に
 流れる幸福な空想を
 あなたの身体に

 過ごす新しい空の為に
 出航の合図をする
 正しい挨拶をする
 それから、わたしは
 ありふれた世界の縮図になる


+700の夜


 密やかな乗り物に乗って
 あなたは何処まで行けるだろう
 チチやハハに遠のいて
 ジジやババに近づいて
 もう、魂はこんなにもう、

 透かされてしまって
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