人間とぼく/hiro
 

自然から切り離した人間 わるいやつ
こんな柵の中に入れた人間 わるいやつ
と口をそろえていっている
それを聞いた僕は
心がちぎれそうな思いにかられた

ぼくは人間がしてくれたことを
みんなに聞かせた
人間のやさしいところ
みんなにたくさん聞かしてやった
すると奥から一匹近寄ってきた
ごめんよ 小僧 みんなわかっちゃいるんだが
夜になると
星をながめてると
故郷を思い出してさみしくなるんじゃ
みんなわかっちゃいるんじゃ
そういってみんな眠りについた

朝になると
夜とは一転、みんな生き生きしていた
みんな子供とお話して目が輝いてる
みんな自慢のポーズで
子供たちを喜ばせて楽しんでいる
これを見てぼくは少しほっとした

よーし ぼくも自慢のポーズ考えないとね!
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