ぴえろ・ぎゃろっぷ/モーヌ。
ょに プレー した
少年たちの 顔は 忘れない
ぼくが 引っ越して ゆく とき
ひとり 見送って くれたのも
そんな プレイヤーの ひとり だった
まさみ と いう名の
女子 みたいな 名の 少年
日曜で 練習の日 なのに
わざと 遅れて ぼくを 待って いた
ことばも なく
ぼくに ボールを 投げ つけて
くるっと 駈け 去った
背番号は 22 だ
さよなら
それで よかった
ひとと 呼吸を かさねる ことの
実感が 愛を 生んで
頬に バンド・エイドを 貼って いた
おか
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