しるし/
彌月
夜毎の囁きも 遠い記憶
触れた手のぬくもりも忘れてしまいそう
あの日と同じタバコのにおい
あの日と同じ雨の音
傘の向こう側
遠い視線を追いかけて
薄い雲の隙間から見える夕焼けを
心に刻んで
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