科学の中にあるコウノトリの死体/狩心
 
感覚が澄み渡ったオレオ
今この瞬間を描く為にオーディオ
私達は嵌め込まれたカーテンレールの
無花果
たましいだよ、流れゆく再コミュニケーションだよ、熱
三十九度七分の
息も出来ないまま 泳いで、ビニール傘を引き摺ってゆくよ
裸足になりたい足が
雁字搦めの重厚装金属性パーツを着けて、
餅つきだよ、
ペッタンペッタン、平べったい重化学工場を胸に
たましいが灰になるまで
脳天からは光化学スモッグ
( 夢で見た鳥 )
生命を叫んでいた、終わりから始まるように

雨雲からの落下物が絶え間なく
この平和な楽園の / 静寂に反響して / 降り注ぐシャワー
はみ出した足
ズボ
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