14歳の哲学/Itha
 
然目覚める時がきて目覚めたら全て夢になってしまうのではないか
もっともっと遠い文明の私は一つにすぎないのではないか
沢山の哲学書を読みました答えはありませんでした
色んな人がそうしたように私もそれを探します
新聞紙と割り箸と作り物の牛を庭の敷石の上で焼きました
おばあちゃんが小さい鐘を鳴らします
おじいちゃんは天国に帰りました
煙はずっと私の方に向いてきました
今でも少し息苦しい
答えはみつからない
死んだらどうなるのか
本当におじいちゃんは帰ってきたのか
そして帰っていったのか
おじいちゃんの顔を見たことの無い私にはよくわからない
気づいた時にはおばあちゃんがいてお父
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