意気地なし/
yoshi
きに
断る勇気が無かった
彼女に嫌われるのが怖かったから
僕は意気地なしだ
テーブルの下
指を絡めた手を見下ろして
それでも僕は
気分がいい
彼女と別れて
家に帰って
シャワーを浴びよう
僕は
シャワーを浴びながら
きっと落ち込んでしまう
そんなことさえ
今すでに
もうわかっている
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