CHE.R.RY(結ばれることを願って)/円谷一
今 君の為に愛の詩を書いているよ
CHE.R.RYを聴きながらね
春の正午の風が暖かくてとても気持ち良いよ
実在しない君に詩を書いているのかもしれない
本当の「君」は想ってくれているかなぁ?
漂着した詩達が住んでいる「深淵の森へ」という無人島を知っているかい?
そこで皆 体を擦り付け合って寒さを凌いでいる
そっと大海原に流してあげているんだ
ネットという海にね
今日はとっても気持ちが良いよ 漂着した詩達は愛が込もっていて君を待っているよ?
さっきから足音が近づいてきているのが聞こえる この詩を完成させて海に放すまでは生きていないといけない
分身のよう
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