堕/
シネマホリック
堕ちていく俺を
気に留める者はなく
そこにあるのは
孤独のみ
堕ち続けた
底に待ち受けるのは
死だろうか
ああ
誰か
俺を
受け止めてくれ
こぼれ落ちる涙は
とめどなく
ココロに暗いシミを
拡げるばかり
暗いヤミの底から
たくさんの
苦痛の叫びが
聞こえてくる
そこへ向かって
堕ちる俺の
叫び声は
苦痛に満ちている
堕ち続ける
俺を慰めるのは
詩だろうか
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