天国へのメッセージ/円谷一
 
のラジオ局は世界中で聴けるようになった
 世界の端は重要都市として発達し 生き物達が爆発的に増えた 世界の端のラジオ局は巨大なものとなったが 昔の旅人や動物達のリスナーが昔を懐かしむ声が聞こえてきた だが時代の波は防ぎようもなく ラジオ局と都市は上手い具合に流されていった
 結局天国は何処にも見つからなかった でも生き物達は天国を信じ続けた 生き物達は死んだ時 何処へ行くのか? それは現在になっても最大の謎である ラジオ局は未だに天国のことを見聞を参考にしながら話しているが 決定的な結論は出ていない 答えが出るのはずっと先になっても決して無いだろう 何故ならそれが出ると宗教が無くなってしまうからだ
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