満月のよるに、さまようハート。/阿片孫郎
、まるい月を見て、私だけどうして満たされないの?と自問自答する、
気持ちはわからないでもないけど、誰かと一緒にいたいのはわかるけど。
満月のよるにはせつないハートが夜空を飛び交うのだ。
ためいきをついて、缶チューハイを飲んで、お気に入りのサイトをひとしきり巡回して、独りっきり。そしてためいき。
電話をしちゃおうかな、こんな時間だけど。
満月のよるに電話する相手がいるのなら、幸せです。
受話器の向こうにも抑えきれないハートがあるかも、なのです。
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