冷凍船を拿捕する実験艦シュレスヴィヒ・ホルスタイン/大村 浩一
ようになった。
註
※1 第二次大戦初期の独ポケット戦艦「アドミラル・シェア」に
よる冷凍船「デュケサ」拿捕は通商破壊作戦中の偶然であり、食料
確保を狙って意図的に行ったものではない。クランケ艦長の著書に
よればジュネーブ協定を満たした国家間の戦闘行為であり、残虐行
為はなかったと言う。但し捕獲された食料品を、冷凍船の燃料が尽
きるまでの間、艦長以下乗組員が堪能したのは事実である。
今回の「実験艦シュレスヴィヒ・ホルスタイン」の場合は戦争中
の国家間の戦闘行為ではなく、ただの公海上の犯罪行為である。
※2 谷岡ヤスジの漫画の諸作品より。
※3 ねじめ正一 詩『脳膜メンマ』より部分引用
※4 同 『ヤマサ醤油』より部分引用
但しこの詩では全般に、この二作はごちゃまぜに引用されている。
※5 江口寿史の漫画『すすめ! パイレーツ』より
初稿 2000/03/28〜06/06
初出 「タデクイ」5号 2002年2月
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