天の川/
ロカニクス
声は枯れ
いつだって月日は流れ
最大の星最小の闇
横顔はプラズマへと昇華し
いつまで石でいようか
いつまで渡りきったつもり
跡形もなくまるく研磨された石
するする滑って
目を凝らせば好きな色
手足は深く冷たく底へ
光が糸になって
代わりの人形を編み出す
それをほどくたび
底の無い底へ来てしまったと思う
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