CHE.R.RY(不完全版3)/円谷一
のキノコ雲のように広がり大都会に響き渡っている
僕はネオンの星の海の一歩手前の想い出を見ていた
動物達も虫達も関係なく君の元に集まって歌を聴いていた
君は永遠の少女で 世界は夜を知らなかった
君は世界が生まれた時からここにいて 神様から頂いた桜の種を植えて育てた
幻想的で 夢を見ているような場所だ 木々は君の歌に揺れ 風はそよぎ 水は飛び跳ねる
この世界では宗教の違いから争いが生まれ 戦争が続いている
大勢の聴衆を前にして 君は高らかに美しく歌う 君の姿もまたとても美しい
犯罪が繰り返され 人々は断末魔の悲鳴を夜の街に響かせる
君は何度も平和のメッセージを世界中
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