スケアクロウ/酸素の枷
畑の真ん中に残された僕
両腕は 真一文字に棒の様
関節なんてありもしない
足は土の中 固定されてしまった
この場所が全て
スキップなんて夢なんだな
山が遠い 空が高い
棒の腕に小鳥が止まる
首も動かないからそっちを見れない
空を飛ぶのと 地に刺さっているのと
幸せを比べてもいいんだろうか
そうだ 僕には役割があるんだ
何に役立っているのか
自分では理解出来ないけど
ここに立っているという事は
それだけの存在理由があるんだと
丸裸の星を眺める
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