一途/水在らあらあ
 
本を好きにさせたあのこのことを俺は今も思う
だって俺達はこの公園の木の葉っぱみたいなもんで
ひらひら舞って
近くに落ちて
それは偶然で
偶然は運命で
そこに火をつける
必然は意志で
でもその偶然は
その偶然は

なにゆうてんねん
愛情や
愛情
おまえの愛情は
どこに在るかっちゅうことや
大切にしたれよ
おまえほんまにどうしょうもないわ
国立の子とか言ってて
おまえまだここにいるやんか
もっと優しくしたれよ
死ぬ気なんやろおまえここで

ああ、死ぬよ
それで
風に
流れるよ
愛情は 
君が言う愛情は
散らばって
それを海が抱くんだよ
俺の
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